寿司職人が何年も修行するのはバカ。木工職人は?
2015/12/06
ホリエモン(堀江貴文氏)がツイッターで「寿司職人が何年も修行するのは馬鹿」と発言し物議を醸しています。
ホリエモン「寿司職人が何年も修行するのはバカ」発言 数か月で独り立ちの寿司はうまいか?
(J-CASTニュース2015年11月2日)
木工(家具)職人の場合はどうでしょう?
1年技術専門校に通えば木工(家具)職人になれます。
寿司職人についてはよくわかりませんが、10年の修行は長すぎる気がします。それに皿洗いで1年を費やすのはもったいないです。「皿についたソースをなめて味を盗め…」というはフランス料理か…
(と思って「皿についたソース 盗む」で検索したら、味を盗まれないように塩を入れたり、洗剤にドボンする先輩がいるようです。そもそも料理人の世界ってブラックな話題に尽きないようですね。)
ちなみに寿司は回るやつと食べ放題しか行ったことありませんので、「職人の味」わかりません。高級な寿司より家で家族でやるスシパーティーの方が好きです。
木工(家具)職人の話にもどします。
私は長野県上松技術専門校で1年間木工を学びました。まったく関係のない職業(パソコン関連)から転職するため、神奈川県から引越し入校しました。そしてそのまま縁もゆかりもない長野県に居るわけです。
1年間でひととおりの技術が学べます。丸太を割っただけの荒材から板を作り、家具に仕上げます。さらに完成後の塗装も。ついでに完成品を格安で一般の方に販売します。
普通はここまでやらないようです。例えば塗装は塗装科の訓練生にお任せ…など。
ですので、1年間修了後すぐ独立・開業を目指す人も多いです。
しかし、学校で学ぶことかできるのはそこまで。開業するにあたり工房はどうするか…設備はどうするか…材料の仕入れはどうするか…そして最大の問題、どのようにして販売するか…は学校では教えてくれません。あとはセンスや努力、世の中での経験や知識が必要になってくると思います。
そして無理やり結論。
『1年学校に通えば一応木工(家具)職人になれます。でも独立・開業ということになると、技術だけではなく幅広い知識が必要です。』
きっとこのエントリー、木工職人を目指す人にしか見つけてもらえないと思います。そんな方へアドバイス。
『数学を勉強しなさい』
入校試験はかなりの倍率です。8~9割以上の正答率じゃないと合格は難しいと思います。私もほとんど忘れていたので、中学1年から3年までおさらいしました。
「数学なんて社会に出ても役にたたねぇ!」なんて当時は思ってましたが…役に立ちました。ちゃんと勉強しておくものです。数学ができなかったらスタートラインにも立てませんから…