「将来就きたい仕事」1位はサラリーマン。中学の3年間で現実的になるのか?
2016/01/09
日本の子どもの「将来就きたい仕事」ランキングの1位が会社員(サラリーマン・OL)というニュースが流れ驚きました。調査したのは人材派遣会社のアデコ。
アジアの子どもの「将来就きたい仕事」に関する調査 アデコ株式会社
男子では公務員も3位に入っている。
この結果をみて最初に思ったのは「本当なの?調査方法がおかしいんじゃないの?!」です。リンク先には『国内景気の長期的な停滞感が続くなか、夢を追いかけるのではなく、安定した生活を志向する子どもが増えている可能性があります。』とも書いてあります。本当でしょうか?調査対象は6歳~15歳の男女と結構幅は広めですが、中学生が会社員や公務員になりたいとその当時から思うでしょうか。残念ながらアンケート内容の詳細はありませんでした。
たとえそうだとしても、「会社員や公務員といっても色々あるでしょ!」と突っ込みたくもなります。だいたい警察や教師も公務員でしょ。
第一生命のアンケートではサラリーマンなんて入ってない!
そんなことでモヤモヤと考えていると更なるニュースが流れてきた。
第一生命保険株式会社の第 27 回「大人になったらなりたいもの」のアンケート(PDFです)
サラリーマンなんて入ってない…公務員も。
こっちは1~6年生が対象ですね。中学の3年間で現実的になって「夢は夢のままにしておこう」なんて考えるのでしょうか。そんなはずはない!
でも調査結果としてはこっちの方が信憑性ありそうですね。ちょっと安心しました。
子供たちに知ってほしいこと
それにしてもこのような調査結果をみて一番思うのは、「もっと子供たちに色々な職業があるという事を知ってほしい」という事です。一口に会社員と言っても色々な職種がありますが、日本の場合は入社するまでどの職種に配属されるかわからないというような事情もあるのかもしれませんね。
ちなみに大工も上位に入っていますがきっと木工家・家具職人は含まれていないでしょうね。