なぜブナが積み木や木のおもちゃによく使われるのか?
2015/12/06
積み木や木のおもちゃにはブナがよく使われています。「NAGANO木工」で主に使っているのも欧州ブナ(ヨーロッパブナ)です。ヨーロピアンビーチ(European beech)とも呼びます。でもどんな木なのか、立ち木(生きている木)の状態は正直よくわかりません。木工家は板になったものしか見ませんから。林業やっている人の方が詳しいかもしれません。(今度ちゃんと森の中を注意しながら歩きたいと思います。)
さて、なぜそのブナが積み木や木のおもちゃによく使われるのか?調べてみると以下の2つの正反対の理由があることが分かります。
- 反りや曲がりが大きく他に使い道がない。腐りやすい。
- 木肌が美しく、木目に癖がない。肌触りがよい。
おそらく昔は「反りや曲がりが大きく他に使い道がない。腐りやすい。」ので大きな家具には使用できず、小物くらいにしか使えなかった。その後、乾燥技術が進んでデメリットが緩和され「木肌が美しく、木目に癖がない。肌触りがよい。」とメリットの部分が見直されたのでしょう。
そのブナですが、結構いろいろな物に利用されています。木目に特徴があるので慣れればすぐにわかると思います。積み木や木のおもちゃの他にも、スプーンやボール等の食器、ハンガー、ブラシの柄の部分、けん玉等です。床材にも使われています。ぜひ身近にあるブナの木を探してみてください。