木のおもちゃ 子供用家具 NAGANO木工

天然木を使用したベビー・キッズ向けの製品を製作販売しています。ブログでは長野県での移住生活と子育て、製品情報等をご紹介します。

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積み木って結構高いですよね?積み木一個の原価を調べてみました。

      2015/12/28

分かりにくい木材の価格

実は木材の価格って非常に分かりにくいです。ホームセンターなどに行くと板の大きさは決まっています。一枚いくらで販売していて非常に分かりやすくなってます。しかし木工の世界では立米(りゅうべい)なんて単位を使います。つまり立方メートル・m³、縦・横・高さがそれぞれ1メートルのことです。材木屋さんに値段を聞くと「リューベ○○万円」なんて答えが返ってきて高いのか安いのか慣れないと全然わからないです。

積み木一個の値段は…

それでヨーロッパビーチ(欧州ブナ)の値段はだいたい立米20万円くらいでしょうか。円安で今はもうちょっと高いかもしれないです。板一枚だとどれくらいの値段でしょうか。

長さ2400㎜×幅150㎜×厚さ51㎜÷1000000000×20万円=3672円

この板が一枚あれば結構たくさん積み木が作れそうです。そして4㎝基尺(積み木の基本となるサイズ)の積み木一個の値段は

長さ40㎜×幅40㎜×厚さ40㎜÷1000000000×20万円=12.8円

一個当たりたった12.8円です。ということは、私が長野県上松技術専門校で習作として作成した、積み木の木箱以外の積み木部分だけの値段は、たった900円弱です!
作成した積み木

市販の積み木が高い理由

今まで完成品の原価を調べてみましたが、原価だけならすごく安いですね。でも一般に販売されている製品が高い理由は別にあります。製作する際に切り取ってしまう端の部分や削り取ってしまう部分が沢山あります。当NAGANO木工でも削りかすや木端が山ほどでます。それとやっぱり人件費が一番大きいと思います。また、安く済ませたいからといってDIYで積み木を作ろうとしても精度の良いものは作れず、積めない積み木となってしまうでしょう。よいものを作るにはそれなりの機械設備が必要となります。それが市場の価格となっているのでしょう。

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