安く簡単にバードコールを自作する。色々な木で試してみた。
2024/06/17
野外イベントなどで木を使ってお客さんにバードコールを作ってもらったり、自分で手作りしようと思う方も多いのではないかと思います。アマゾンで見てみても意外と高いですよね。
「木のおもちゃ 子供用家具 NAGANO木工」でもキットを販売していますが、もっと安く済ませたいという方もいると思います。
とにかく「安く簡単に」ということにこだわるなら、このアイボルトと木だけで作るのが一番よいと思います。あとは木にドリルで穴をあければよいのですが、どんな木をつかってどれくらいの穴をあければ良いのでしょうか?実際に端材を使ってやってみました。
ドリルは5.5㎜を使用しました。
他の広葉樹ではどうか?
まず樹種を変えてみました。広葉樹のメープルです。
ちゃんと小鳥のサエズリのような音がでました。固い広葉樹は大丈夫なようです。
今までは木目と同じ方向(縦の状態)でボルトをねじ込んでいましたが横にしてもやはり音はでました。木はブナです。
針葉樹のヒノキではどうか?
縦でも横でも音はちゃんとでました。針葉樹は柔らかくて密度があまりないため、良い音が出ないのではないかと思いましたが、大きな違いはありませんでした。それよりも気が柔らかくボルトをねじ込みやすいので、小さな子供でも作りやすいと分かったのが大きな発見でした。
SPF材ではどうか?
木目の縦横は関係なさそうなので分けてテストはやめました。
ホームセンター等で一番手に入りやすい木材です。2×4材もこれです。おそらく松だと思います。音出ました。
コンパネではどうか?
コンクリートパネルです。これもホームセンターではおなじみです。
縦横関係なくキチンと音がでました。こんな材料を使ってバードコールを作ろうと考える人はいないと思いますが…。
結論
どんな樹種でも音は出ることが分かりました。でもどちらかと言うと固い広葉樹の方が乾いた高い音が出るような気がしました。一方、小さな子供が作るなら柔らかい針葉樹の方がボルトをねじ込みやすいでしょう。あとはボルトにピッタリ合ったちょうどよい穴をあけることが重要だと思います。今回はボルトがM6で穴は5.5㎜のドリルであけました。
この実験をしている間、何度もバードコールを鳴らしていたので工房の外で小鳥が反応していました。
↓道具や材料をそろえたりするのが面倒でしたら木のおもちゃ 子供用家具 NAGANO木工ではセットで販売しています。作り方はこちらを参考にしてください。