ポケモンや妖怪ウォッチはダメだが、アンパンマンは安心して子供に見せられる?
アンパンマンに出てくるキャラクター、2009年の時点で1768種類だそうですが、そのキャラクターそれぞれのネーミングを見て「ヒネリなしのそのままじゃないか!」と突っ込みたくなった人はたくさんいると思います。でも最近それを見直しました。「そのままだからこそ良いのではないか」と。
普通パロディって本物を知っていることが前提
ある日、子供がテレビを見ていたときペリカンの映像が出てきたのですが、それを見て「ポケモンに出てくるペリッパーみたい」と言うのです。私はその時、「ペリカンを真似して作ったキャラクターがペリッパーなんだよ」と説明しなければなりませんでした。
普通パロディって本物を知っていることが前提ですよね。でも子供って本物を知る前にパロディの方を先に知ってしまうんですよ。
妖怪ウォッチはポケモン以上に困る
ポケモンもそうですが、子供たちに人気の妖怪ウォッチもパロディやダジャレにしたような名前のキャラクターばかりが出てきます。ぬりかべが妖怪ウォッチではむりかべという名前で出てきたり、一反もめんは一旦ごめんというような感じです。子供に説明しようにも「むりかべというのはぬりかべという妖怪がいて…いや実際にいるわけではないのだけど…」とポケモン以上に説明し辛いです。
アンパンマンは安心して子供に見せられる
そこでアンパンマンを思い出したわけです。カバの顔をした男の子は「カバオ君」だし、「てんどんまん」は顔が天丼です。いちいち説明しなくても間違って覚える心配がまったくないんです。以前はキャラクターの名前をテキトーに付けていると思っていたのですが、実はそこまで深く考えたネーミングだったのではないかとさえ思いました。やなせたかし氏、偉大です。
おまけ
ポケモンでドータクンというキャラクターがいるのですが、この銅鐸のパロディなんです。
銅鐸なんて知りませんでした。歴史の勉強で青銅器としてチラッと紹介はされるのでしょうが…。こんな風にあたらしい知識のきっかけになってくれると良いのですが、実際は少ないでしょうね。