長野県(南信州)の方言。子供が方言を使い始めたちょっとした衝撃。
2015/12/26
長野県って方言があまりないイメージですよね。私もここに来るまではそう思ってました。でも暮らしていると「あれ?何か違う」ってことを感じる事がだんだんと出てきます。
南信州での方言
長野県って広い(全国4番目)ので北信、東信、中信、南信の4つの地域に分けられます。そしてそれぞれが隣接する県の文化の影響を受けていて、方言も同様なのです。私が直接ここ(南信)で聞いたのは以下のようなものです。
- ダイジョウ:大丈夫。最初は方言と知らず子供が「ダイジョウ、ダイジョウ」と言うのを「ダイジョウ・ブでしょ!」と正していました。
- 語尾に~にを付ける:Wikipediaによると「理由」ということですがどんな時に使うのかよくわかりません。
- 語尾に~らを付ける:Wikipediaによると「推量」ということですがどんな時に使うのかよくわかりません。何にでも付けてる感じがする。
- オッタ:落ちた。知らずに「オ・チ・タでしょ!」と正していました。
- ~だもんで:~だから。
- えらい:辛い。
- なから:だいたい。おおよそ。「なから良いでしょ?」みたいな使い方か…。
子供が方言を使いだした時、ちょっとした衝撃
私たち大人が方言を使うようになる事はないですが、子供は影響を受けて使い始めました。子供が自分たち親と違う言葉を使うとちょっとした衝撃があります。私はその時「八日目の蝉」を思い出しました。他人に育てられた恵理菜が元の家に戻された後、島の方言を喋ったシーンです。共感してしまいました。
映画版よりこっちのドラマ版の方が好きです。だれの影響で方言を使うようになるか?
でも息子が小学校に入ると方言をほとんど使わなくなりました。これは私の推測ですが、小さい頃は特にお爺ちゃんお婆ちゃんと接する機会が多く話し方を真似して、それがお友達→息子というふうに伝染したのではないかと思います。またベテランの保育士さんも方言を使いそうです。年配の方ほど方言を使うのはどこの地域も同じでしょうから。