長野県上松技術専門校への入校を希望する未来の家具職人・木工職人へ
本日は家具職人・木工職人を目指して長野県上松技術専門校に入校を考えている方のための情報を書きたいと思います。5年ほど前なのでちょっと忘れかけていたり、変わっている部分もあるかもしれませんが少しでも参考になれば幸いです。私も入校前は学校や上松町に関するほんのちょっとした情報でさえもネットで集めたものです。
木材造形科か木工科のどちらにするか?
訓練内容をみて自分に合った方を選べばよいと思います。それはそうですよね。大きな違いは下記の実習があるかどうか。
- 木材造形科:ろくろ、拭き漆
- 木工科:フラッシュ家具、NCルータ、据付家具、建具(私の時はなかったかも)
入校後に科をこえて受講できる可能性もなくはないが、かなり難しいと思う。特にろくろ、漆は希望者が多く当然木材造形科が優先となる。どちらか迷うような方は入校願いに第2希望まで書けばよいでしょう。入校試験の内容はどちらの科も同じですが、私の時は木材造形科の方が合格ライン高かったです。道具の基本的な使い方等基礎の部分は同じです。
県外からの入校希望の方は早めに行動を
訓練中の手当を希望していて県外からの応募の場合は、早めにハローワークに相談しないと間に合わなかったと思います。長野県収入証紙を手に入れたり、「志望理由書」の提出が必要だったり等です。ハローワークの担当者がよく分かってなかったりする場合もあるようなので、その点も考慮して早めの行動です。
そして、学科試験の勉強を必ずやってください。こちらの記事でも書きましたが、数学は重要です。分からないところや忘れているところを捨てたりしたらダメです。中学3年まで全部復習してください。
職業適性検査は事前対策は難しいです。当日、落ち着いてやるだけですが、他の受験生もかなり必死ですごいプレッシャーかかります。
面接は、家族の反対がないか等です。ほとんど結果に影響ないと思います。
試験前日に現地入り
朝から試験なので遠方の人は宿を予約して、前日のうちに上松町に入ることが必要です。私の時は大雪で、帰りの電車が止まってしまい大変でした。私が泊まったのは以下の民宿。
- 堺重旅館 歩いて学校まで行けます。受験生ばかり私を含めて4名が泊まっていた。なんと全員合格!入校式で分かった。
- 民宿西小川 事前見学の時に利用。学校から最も近いが、試験前日は満室。Websiteがなくなっている。営業しているのだろうか。
最後に
私が木工を始めようと思った頃、伊那市にあった技術専門校の木工科が廃止になり、上松技術専門校も同じように廃止になるのではないかとかなり焦っていました。入校希望者は多いですが、就職先も少ないようで、今後どうなるかわからないのがこの業界です。一方で誠実な仕事で業績を伸ばしている工房もあります。家具職人・木工職人は普遍的で非常に価値のある職業だと思っています。私もまだまだ始めたばかりですが、これから学校に行く人も一緒に頑張っていきましょう。